里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

ふぞろいの〇〇たち

お世話になった方に 毎年 巨峰を送ってます。
30年以上 ずーっと 同じぶどう園へ買いに行ってます。
今年は そこのブドウ園のおばあちゃんを見かけません。
尋ねると 痴呆が出てきて 部屋の中で寝ているとの事です。
昔から 話好きで 元気なおばあちゃんで 購入するぶどうと同じくらいのおまけを
袋に入れて『また来てね!』が口癖でした。

元気で笑顔が可愛いおばあちゃんに合うのも 楽しみの一つでした。
去年は 居ましたが 笑顔だけで ほとんど喋らなくて 心配してましたが、
来る時が来たのかな~と思いつつ 時の流れと 虚しさを感じました。 

ご家族がブドウ園の後を継いでますが おばあちゃんと同じように
沢山のおまけに ふぞろいのぶどうを袋に入れて『また来てね!』と…。


こうして 次の世代に 受け継がれていくんですね。
なんか ちょっぴり センチメンタルな気分がしましたが、
おばあちゃんが年を取った分、私と浜モンは同じように年を取ってる訳で…


帰りに 気になっていた蕎麦屋に寄ってみました。 

二八そばが一般的ですが ここは7:3にこだわってソバを作ってるそうです。
7がそば粉で3がうどん粉だと思いますが こだわる理由はよく分かりません。
店の前に 大きな黒塗りのベンツが駐車してました。 

私 『それなりの人が居たら 嫌だなぁ~』
浜モン『何言ってるの?』
私 『だってさぁ~』
浜モン『行くよ!』
私 『それなりの人が居たら 食べた気がしないよ~』
浜モン『なんかさぁ~ これ 全部 店の中に聞こえてんじゃない?!』
私 『ええ~!』 

暖簾をくぐると 店は小さくて 薄暗くて 一人 客が座ってました。
多分 聞こえていたのかも知れません。申し訳ないです。
部屋全体は 良い表現をすればノスタルジック そのままを表現すれば
埃と汗で固まったシミで薄汚れた固い座布団が象徴的な う~~んってところです。
以前の私だったら 見た瞬間 店から出てたと思います。
でも 今は いい味出してるなぁ~と 興味津々で店内を見回してます。 

けんちん蕎麦を注文しました。
しばらくすると 80歳くらいの母親らしき人物と 40歳くらいの子供らしき男性が
けんちん蕎麦を持ってきました。 

7:3は兎も角として ソバの幅がふぞろい過ぎです~ぅ!
手打ちであることは間違いないでしょう。


浜モン『毎日そばを作ってんだから もう少し幅が揃っててもいいよね~』
私 『美味いから 良いんじゃないの』
浜モン『いいけど…。けんちんも旨い。』


もう少し 室内が綺麗で明るい方がいいのかなと思いました。

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