里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

大雨の中をトレッキング (後編)

知床自然センターでガイドの方と午後2時に待ち合わせ、外は相変わらずザーザー雨。
自然センターの中でコーヒーを飲みながら待っていると
『〇〇さーん いらっしゃいますか?』と大きな声が聞こえます。


体格ががっちりで姿勢の良い先輩が 入り口近くで立ってます。
先輩(ガイドの方)は 地元で生まれ育った方で 現在72歳
高校まで部活がスケートで卒業後 遊覧船で機関士をしながら地元の山岳会に入り
山歩きをして 定年後に知床ガイドと山歩きをしてるとのこと。
体力は見るからに凄くて 羨ましい人生を送られてるなぁ~と思いました。


挨拶をそこそこに先輩の車に行き 雨合羽と長靴を借りて 
自然センターの奥の扉を開け 山のけもの道を分け入って行きました。 

ガイドの方を先頭に 私 最後尾に娘で 歩いて行きます。 

歩いてすぐの場所で 木に寄生してる黒いキノコの説明を受けました。
体に良いらしく バブルの頃は10万円ほどで取引されてたらしく 
今でも 1万円ほどで取引されてるとの事ですが 効能は分からないと言ってました。 

先輩が指さした先に大きな岩があり そこにヒグマが寝てた事があると言ってました。
ビックリして様子を見てたが ヒグマは動く様子はなかったと言ってました。 

けもの道の通りにある木にヒグマの爪痕がありました。こわーッ! 

シカの骨が散乱してました。この骨はガイドの方があちこちで拾ったものを
一か所に集めたもので ヒグマに食べられたものではないと言ってました。
ここでクマに関する豆知識を
クマは木の実や山葡萄などや死んだシカの肉を食べるそうです。
そのため嗅覚はすごく発達してるが 聴覚はそれほどでもないとの事。
クマにあったら死んだふりは 逆に良くないですね…
それと ガイドの方は どなたも鈴を付けてませんでした。
少し歩いては 手を叩いて大きな音を立て、『ホ~!ホ~!』と大きな声を出し
自分の居場所をクマに知らせてました。 

風が強く吹く季節があり それによって あちこちの木が根こそぎ倒れていました。 

森の木に キツツキが掘ったと思われる穴が開いてました。 

暫く歩いていると 突然 森を抜けだし 断崖絶壁につきました。 

ガイドの方が 以前 この崖の下にヒグマが2頭居たことがあったので 
急いで崖っぷちに行って ヒグマがいないことを確認していました。 

下の方を見下ろすと 迫力がありました。 男の涙と呼ばれてる滝が見えます。

絶壁に沿って 歩いて行くと 象の鼻と呼ばれてる場所に着きました。 
遊覧船で 海側から撮影した『男の涙』と『象の鼻』です。   


いろんな場所の木にヒグマの爪痕が付いてました。 

ここはシカの水場です。


ここで ガイドのSさん(女性)と遭遇しました。
どっかで見たことがあるような人だと思ってると 先輩が
『彼女 サーモスの魔法ビンのCMに出てるんだよ。見たことない?』
『本人は出演料は貰ってないと言ってるけど 50万は貰ってるな!』


先輩が 突然 ゲス野郎みたいになっちゃいました。
だって人間だもの!


けもの道を歩いてると歩道に出ましたが そこでシカに遭遇しましたが
逃げるでもなく ジ~っとこちらを見ていました。
大雨で大変でしたが 逆に 人がほとんどいなくて
貸し切り状態で散策をすることができ 楽しい一日を過ごせました。

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