里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

ドラマの監督になってみませんか?

道の駅のベンチに座った時に 何気なく脇にあった『里川紀行 滝巡り』の
案内板を見て 行ってみようかなぁ~と思ったのが全ての始まりである。
一通り 滝の散策は終わり、里山に登るのにも 今は 爬虫類、両生類、アブ、ぶよが
ひどくて行く気になれず どうしようかと迷っていたが 1枚のパンフレットが…


          ~ エキストラ募集! ~


湧き水が集まり滝となって流れ出て それが渓流となり 何本もの渓流が合流して
里川になって 最終的には 1級河川の本流へ流れ込んで行くわけですが、
その里川に架かってる多くの橋が NHKの大河ドラマ、朝の連ドラを始め
映画や民放で よく使われていることを知りました。
この里川の橋の近くには エキストラ募集のパンフレットが貼られています。


国道349号線から 細い道を入り 更に 車がやっと1台通れそうなクネクネした道を

進んで行くと この木造の橋に出る。最初の橋の名前は地徳橋と言う。

薄っすらとタイヤの跡が見えるが ここを車で通る勇気は 私にはありません。
車を降りて 歩いて橋を渡ろうとしたら エコーのように響く人の声が聞こえます。
回りを見回しても人の気配はしませんが 酔っ払いのオッサンの笑い声のようです。 

橋の下の日陰で 二人のオッサンがチェアーに座って 楽しそうに話してます。
酔っぱらって川に落ちたのかもしれませんが 運動靴が干してありました。
投げ竿が4本ほどありましたが 何を釣っているのか分かりません。
この二人 朝から至福のひとときを味わってますが 
『朝っぱらから 酔っぱらって バチが当たるぞー!!』

と 心の中で言っといてあげました。 

川の水は 渓流が合流した直後なので 透き通っています。
ここを自転車で通学する中学生や農作業に歩いて渡っていく農家の人なんか
風景画として 様になるように思います。

ここは 標高もソコソコ高い盆地なので 朝もやの中の生き生きした風景が良いのかな… 

私が監督だったら このアングルで朝もやの中の自転車通学の中学生を撮ると思います。


ここから少し下流に行ったところに 面白い形をした橋が架かっています。

橋の名前は『なかはし』と言います。 

右側の銅板には 昭和12年11月竣工 左側には 土木学会選奨土木遺産 2010 
と書かれていました。現在、日本では ほとんど見かけない構造の橋です。

両端に大きなアーチがあり それを3本のつっかい棒が支えてるような構造です。 

昭和の初期から最後まで ピッタリな橋です。
真夏の青空も 秋の夕陽も 似合いそうで どちらかと言えば 映画にピッタリです。
私が監督なら 陽が沈みかけに 丸坊主でランニング、半ズボンの子供が 
裸電球がポツリポツリと灯り始めた自分の家に向かって 
この橋を夢中で走って帰っていく姿を ローアングルで撮ってみたいです。
3本のつっかい棒の間から見える空に ノスタルジーを感じます。


もう少し 下流に行ったところに 白羽橋があります。 

木造の橋だけでなく 少しカーブした道と 遠くに見える里山のバランスが良いです。

里川の流れは速く 水は澄んでいます。
風景を横長で見ると 数軒の農家と 田んぼ、畑などが ゆったりした感じで良いです。 

向こう岸から見ると 土手の上を2羽の鳥が飛んでいました。
春になると この辺りの土手から ずーっと下流まで 土手一面に 菜の花が咲きます。

 

一面に菜の花が咲いてる時期も良いのですが、冬 雪が若干 降り積もってるところを
里山方面に向かって トボトボと人が歩いて行く風景も良いと思います。


ここから車で 5分くらい下流に 名前のない木製の橋があります。
近場に住んでいる方が みんなで平成18年に造った農機具専用橋です。

今にも 武士が 向こうから歩いてきそうな橋ですね。

家族連れが川の中に入って遊んでいました。子供は大はしゃぎです。
川の流れは速いのですが 水深は深い所でも 大人の膝くらいしかありません。
右の写真のもう少し右側に桜の老木が2本立ってます。
桜の花が咲いてる時に 桜の木の枝の隙間からみる橋の構図は素晴らしいと思います。
橋の下に 数個のテントがあり、最高のポジションでのアングルで写真を撮ることが
出来ませんでしたが 長閑で時間もゆっくりと進んでるようで
春になったら ここで 水彩画を描きたいと思いました。


ここから車で10分くらい下流に八幡橋があります。 

近隣の人が生活で使ってる しっかりした橋で 車がバンバン通ってます。
回りに家が建ってないのと直線道路の向こうに里山が見えるのが構図的に良いようです。
この橋だと思いますが 最近のドラマで見たように思います。

川の流れは かなり遅くなり 水の透明度も 若干 悪くなってきてます。 

地味ですが 木の雰囲気が良いのと 落ち着いた感じがします。


更に 少し下流に行くと農業用水を川からポンプで汲み上げ 
橋のようにして対岸地域にパイプラインで供給してる施設があります。

この狭くて 急こう配のらせん階段は 犯人を追いかける時に よく出てきますよね。
らせん階段を登った後 パイプラインが両側にある橋のようなものを追いかけるシーン。 

途中あたりで 追いつくと 下からのアングルで 取っ組み合いのシーン…。 

アクション物では 外せないシーンですが 立ってる位置から 下が透けて見えるので
ここを走ったりしたら 怖いでしょうね。走らないと絵になりませんが…。


この近くに 木製の橋がありました。新落合橋と言います。 

水の流れは 緩やかです。透明度も落ちてきました。

橋の反対側から土手の方を見上げると 少し 木の出っ張りが見えます。
これが 良いアクセントになってると思います。 

沢山の橋を見てきましたが 橋はドラマの1シーンで よく見かけますね。


ドラマの監督の気持ちになってみませんか?


Q1 ほとんどの橋は 実際にTVドラマや映画で使われていますが 
   私の気持ちで 出来ればドラマで取り上げて欲しい橋も含まれています。
   まだドラマに採用されてない橋はどれでしょうか?


Q2 一番沢山 TVドラマや映画で使われた橋は どれでしょうか?

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