里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

里山へ  後編

里山散策の出発地点を温泉地の駐車場にしてるのには訳があります。


私が会社員になって早々に 先輩から山登りに誘われました。
私は学生時代は軽音楽部とインチキ美術部員で山登りとは全く無縁でした。
先輩が靴や服など登山に必要なものは 全部貸してくれました。
早朝に 山の麓の温泉地の駐車場に着きました。


借りた靴のサイズは0.5cm大きいサイズでつま先に若干余裕があったけど、
履いていて どことなく足裏の両脇が窮屈な感じがしてました。
頂上付近の手前から急激につま先が痛くなり でも 我慢をしてました。
頂上で休憩してる時に 先輩がポケットからウイスキー(ホワイトホース)を
取り出して 二人で飲みましたが、景色を眺めながら 
『これだから 山は良いんだよな~』って しみじみ言ってましたが、
私は 足のつま先の激痛でそれどころではありませんでした。
やっとの思いで下山し私は平地になったところで
靴を脱いで裸足で温泉地まで歩きました。
両足の小指を除く8本の指の爪の両端と先の部分が血で染まってました。
この痛さは 今までで最高でした。
先輩と一緒に温泉に入り 休んでアルコールをぬいて 車で帰りました。
この時以降 私は 二度と登山をすることは無いと思ってました。


色々な方のブログを見てると 山は良いところなのかな~ と思えてきました。
だけど いきなりは無理だと分かってます。
まずは 里山を散策し 水彩画が描けるような場所を見つけ
ウイスキーを飲みながら そこで 通り過ぎる時間を楽しもうと思いました。
車で一人で行く場合は 帰る時の車運転に際して
アルコールをぬくため 温泉に入って休憩する必要があります。
これが温泉地の駐車場を出発地点にしなければならない理由です。


2か所目の温泉地の駐車場に車を止めて 山の方へ散策に行きました。

高台に大きな木があったので 行ってみようと思いました。 

高台であたりを見回すと 2軒の家が離れて建ってました。
右側の家です。
以前は茅葺屋根の家だったものを屋根をトタンに変えたように思われます。

手前の小枝に蕾っぽいのがあり 春が近いなぁ~ と感じました。 

左側にある家です。
昔ながらの茅葺屋根の家です。

奥の方にある納屋らしき建物も茅葺屋根でした。 

お爺さんらしき人が家から出て 納屋に入っていきました。
暫くして お婆さんらしき人が家から出て 納屋の方を見てました。
何かを言ってたのかもしれません。
お爺さんらしき人が納屋から出てきて お婆さんらしき人と一緒に家に入りました。

 

ここには何気ない日常が 何気ない小さなしあわせが 

日々繰り返されていると 感じました。 

茅葺屋根の家から この高台に聳え立っている一本の桜の木が
とても良く見えると思います。
桜の花が咲くと 茅葺屋根の家の縁側に お爺さんとお婆さんが座って
桜の木を眺めている光景が 思い浮かべられました。


  おわりです
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どうでもいい事かもしれませんが 里山へ 前編 で撮った古民家風の家は
TBS『金スマ ひとり農業』のロケ地でした。
今でも 時折 この建物の回りで農作業してるのを放映されてたと思います…。 

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