里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

体力は簡単につかない

体調がスコブル良く 体力が付いてきたかなぁ~と勘違いしちゃいました。


風はまだ少しだけ寒いのですが 日溜まりは暖かく
私は門塀によじ登り それから 門の脇のサルスベリの木に移って
サルスベリの枝の剪定を始めました。


私が会社勤めをしてた頃は 庭木の剪定は専門業者に依頼してました。
二人が半日で作業が終わるような小さな庭ですが
それなりの金額を支払ってた記憶があります。


何を思ったか、随分な時間給だなぁ~と思うと
ツゲの木とサルスベリは自分で剪定する事にしました。


サルスベリの下の方の枝は 門塀の上に立ち のこぎりでギーコギコ。
上の方の枝は 少しよじ登らなければなりません。
 


少しよじ登って太い枝のY字型の部分に座り 枝を剪定してましたが...
とても困った事が起きました。
Y字型の太い枝の部分に 私のケツがスッポリはまってしまい
なかなか抜けなくなりました。
 

矢印の場所です。
スッポリはまった場所から抜け出そうと
体をよじった状態でケツを持ち上げようとしたら
『ギャーーーー!』
ケツ部と腰に激痛が走りました。
とても 動かすことが出来ません。


どうしよう~


下を見ると 海さんが剪定した枝をゴミ袋に入れながら こちらを見てます。
透き通るような青空を見て 痛みが治まるのを待ってました。
 


今日と同じような晴れ渡った冬の日 私が学生の時の話を思い出します。


当時は携帯などなくバンド練習するときは 仲間の下宿まで呼びに行かねばなりません。
Kと二人でYの下宿へ行くのに 田んぼの畦道(近道)を通りました。
その時の事で 今でも鮮明に覚えてることがあります。
 

田んぼに 藁を積み上げた小さな山が点々とありました。
Kは その藁の山を見ると一目散に走り出し 山に向かって頭からダイブしました。
私も 一緒になって 頭からダイブしました。
藁は太陽光を浴びてポカポカでした。
ダイブした後 仰向けになると 藁の額縁の向こうに一面の透き通った青空が見えました。


私は小学生の頃にも 同じような体験をした事があります。


何故 頭からダイブをしたかって?
分かりません。
強いて言えば そこに藁の山があったから...


今の私は 藁の山を見かけてもダイブすることはありません。
いつからか このような事はしなくなりました...


卒業と同時に 日本中に散らばったバンド仲間は 今 何してるんだろう?
仮に集まったら あの時のように演奏が出来るんだろうか?


昔の事を思い出しながら 痛みが治まるのを待っていると


『どうしたの~?
 腰が痛いの?
 動かせないの?
 レスキュー呼ぼうか??』
海さんの目が笑ってます。


木に挟まってレスキューに助けられてるところを近所の人に見られたら
恥ずかしくて ここに住めなくなるよぉ~


激痛に耐えながら サルスベリから下りました。



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