里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

黒磯バッケ

バッケって珍しい言葉が気になり 黒磯バッケが何処にあるか調べると車で1時間弱、
近くの盆地の一角にありました。

バッケについて諸説が3つありますが どれも『~っぽい』感じです。
1)この地方と千葉の一部で 崖の事をバッケと呼ぶんだそうです。
2)頂上から景色を見ると抜けた景観のようで抜景(ばっけい)からきているという説。
3)バッケはアイヌ語でほぼ崖を指すそうです。そこからきているという説。
私は 3)の説を支持してます。
何故なら この地方近辺のみ やたらとセイコマートがあります。
私の感覚ではセブンやローソン、ファミリー以上の店舗があるように感じます。
理由は分かりませんが この地方と北海道の結びつきは強いんでしょう。


車を旧町屋変電所跡の駐車場に止めました。 

この変電所一帯はNHK朝ドラ『ひよっこ』の舞台となったところです。
すぐ脇に黒磯バッケ方面への案内板が立ってました。 

田んぼのあぜ道のようなぬかるんだ土の道を進んでいきます。 

旧変電所跡に出ました。
中央付近の丸い穴の右側に水門があり 水門を開けると穴から水が流れ出て
水車を回す構造です。
今は水門は閉じられていて 水は奥の水路を通って里川に放流されてます。 

正面が水門で 左側に水路があります。 

変電所の脇を通って 黒磯バッケを目指します。 

こんな感じの道を進んで行きました。 

ここから里山に向かって進んで行きます。 

ここから右に向かって 本格的に登っていくことになります。 

おい!おい!おい!バッカヤロー!
急坂を登る直前から ほぼ腰の高さまである雑草が永遠と続いてるではないか~い!!
雑草が伸びてからは 誰も足を踏み入れてないよ~。
雑草が伸び放題だよ~!
ここは始めてで しっかりした道でないと迷子になっちゃうよ~!
無理!無理!無理!


元来た道まで引き返しました。 


私は4月以降 腰痛で急坂は歩いていません。
フラットな道のトレッキング(知床五湖、五色沼など)は問題なかったのですが、
急坂の 特に降りるときに 足の角度が少しずれて着地すると腰に稲妻が走ります。
無理に動かそうとすると骨が折れそうな錯覚になり 
暫く稲妻が走った時の同じ格好のままで 痛みが和らぐのを待ちます。
正直なところ 一人で里山のハイキングの時にこれが起きたらと思うと怖くて
なんだかんだ理由をつけて 里山歩きを ずーっと避けてきてました。
このままフェードアウトするか? もう一回 里山ハイキングを復活するか?
結構な決断の時で モヤモヤしてましたが 
手ごろな黒磯バッケで どうするか決めようかな~ と来たのですが…。


黒磯バッケが急坂を登れるような状態ではなかったので 次回に持ち越しとなりましたが
歩いたみた感想では 急坂でも行けそうな気がしました。
夏の里山は 雑草とあぶ、ぶよ、蛇、カエルの四天王で 暫くは行けないかな?
早く秋に、紅葉になったら 急坂を登ってみようと思います。
では…

里山に行けない…

腰痛は治まりましたが 左足の付け根から左膝にかけての痺れが治りません。
酷い時は 一人で里山を歩くのが不安になるくらいです…

 

            画像はお借りしました。


栃木の温泉へ行く途中に小さな宿場町があり 
そこから少し里山の中に入ったところに『歌川広重美術館』があります。
国立競技場の設計でお馴染みの隈研吾が設計したおしゃれな建造物です。
その宿場町を過ぎ 道の両側にポツンポツンと民家が建ってる寂しい田舎道を進むと、
次の町に着く少し手前に里山に向かう道があり その先に2つの美術館があります。


ひとつは『もうひとつの美術館』で明治大正の面影を残した旧小口小学校の校舎を
再利用して2001年に開設された美術館です。


もう一つは『いわむらかずお絵本の丘美術館』です。
子供が小さい時に 随分 絵本を読み聞かせました。
いつか いわむらかずおの優しいタッチと繊細な水彩画の本物が見たいと思ってましたが
まさか こんな田舎の里山に美術館が建ってるとは思いませんでした。


棚田の写真が撮りたくて 近くの棚田を探してたら
偶然 棚田の近くに『いわむらかずお絵本の丘美術館』があること分かりました。


夏休みで ちびっこ達が美術館を走り回ってるかもしれないので
ちびっこ達がいない時を見計らって 行こうと思います。


時間があれば『もうひとつの美術館』にも行こうかなと思ってます。
この美術館は一人の主婦が作り上げた美術館です。
女性の熱意と信念と経緯を読むと ジーンとくるものがあります。
美術館に展示されてる絵ですが 障害を持った方のすごい絵が 
私にせまってくるものがありました。
本物はすごいんじゃないかと思います。


        

             画像はお借りしました。


里山の一人歩きは しばらくの間 休憩をして
美術館などで 心の洗濯をしようと思います。