里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

春うらら

最近は 左足の調子が悪く リハビリを兼ね 県民の森を散策してます。


私の場合 単独の里山ハイキングなので
里山ハイキングの途中で 歩けなくなったらヤバイですから
左足の調子が良くなるまでは 人が多い県民の森での散策です...


1週が約4km程度のコースを2週 いつものように歩いていると
森のカルチャーセンターに近付くにつれ 僅かにハーモニカの音が聞こえてきました。
年配の方が カルチャーセンターのベランダのベンチに一人で座り
誰もいない森側に向かって ハーモニカを奏でていました。
荒城の月のメロディーが あたり一面に響き渡ってました。
 

午後4時頃で 陽はまだ明るいのですが 
少しずつ 陽の光がオレンジ色に変わり 森の木々の影側が薄暗くなり 
木々の輪郭は オレンジ色の色鉛筆でなぞったように光って見えていました。


ハーモニカの演奏は 決して 上手くありませんが 
それが かえって 身に沁みてきて なんか 切ないですぅ~


我が家は まだ コタツをだしたままです。
海さんが コタツにすっぽり入った状態で
左手にビデオのリモコン 右手にマウスを持ってます。
TVで大河ドラマの録画を見ながら PCでパートのシフト表を作成するようです。
確かに 目は二つ 手は二本あるので 絶対に同時に出来ないとは言えませんが
私の予想では 二兎追うものは一兎を...ではないかと。


私は海さんの後ろのソファに座って 様子を見てましたが
海さんの頭が 少し左前に傾き始めました。
しばらくすると 左手で持っていたリモコンが手から離れ
コタツの左側に落ちました。
本人は 全く 気づいていないみたいです。
それから 右手に持ったマウスの前方が徐々に持ち上がってきました。
ほぼ90度近く 反っくり返ったところで
指が滑って マウスが『バターン!』と大きな音を立て元の状態に戻りました。
海さんが『わっ!』と大声をだし ビックリしてましたが
何事もなかったかのように また 元の体勢に戻り ジーッとしてました。


ここからが海さんの独演会です。
このあと お茶の入ったマグカップに鉛筆を入れ かき混ぜ始めました。


 ん??? 一体何をしようとしてるんでしょうか???


かき混ぜ終わると 飲みました。


 ん??? 私はビックリして『ヤメロ』の言葉が出ませんでした。


海さんが『鉛筆クセー!』と言うと 私に向かって
『何で鉛筆を入れんのよ!』と怒ってます。
私は絶句...
『自分で入れてたよ~』と優しく 答えました。


それから ちょっとして 海さんが またマグカップを持つと
もう一回 飲んじゃいました。また、
『鉛筆クセー!!!』
二度目になると 出る言葉がありません。


コント以上のコントを見ました。
多分 マグカップの中にはコーヒーが入ってるつもりで 
蜂蜜をいれスプーンでかき混ぜたつもりで鉛筆を入れたのでしょうが
反対側に消しゴムがついてるタイプの鉛筆だったので
逆に入れてかき混ぜていたら『消しゴム クセー!!!』とでも言ってたんでしょうか?


海さんは血液型がA型だと言ってますが 絶対 嘘だと思います。
偽A型だと思います。


私も コタツでウツラウツラして 夢を見る事があります。
少し前 ドバイの警察がドローンを使うニュースを見ました。
 

これを使って 何か楽しいことが出来ないかと思ってました。


年を重ね 体力的に登山が出来なくなった金持ちの先輩達に
ドローンを使って 山の絶壁、稜線を這うようにして進む
アドベンチャートラベルを提供してる夢を見ました。 

AIをドローンに搭載して 絶壁や稜線から数メートル離れた位置をゆっくり
ドローンで移動できるアドベンチャートラベルです。
歩けなくなったときに それでも最後の冒険に行きたい...
座りながら飲み物とBGMで 絶壁と稜線を堪能できたら...


カルチャーセンターの入口側の花壇のところに 
小さな子供二人と若いお母さんが座っていました。
スミレの花が咲いていて お母さんが 子供に花の説明をしていました。
子供達は何がおかしいのか キャッキャッと笑いながら
若いお母さんの周りを 走り回っていました。


微かに ハーモニカで奏でる荒城の月のメロディーが聞こえてきました。


※ 画像はお借りしました。

×

非ログインユーザーとして返信する