里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

思い出

我が家の近くに コンクリートブロックで造った小さな小屋があります。
その小屋を見る度に 下宿時代にはいってた風呂場を思い出すんです。 
見た目はこんな感じで 風呂場は一回り大きいサイズだった記憶があります。
 

小屋の中は 4畳半くらいの大きさで 左側に灯油で沸かす風呂、
右側に脱水機が壊れた洗濯機と湿気で黒ずんだテーブルが置いてありました。
風呂場のドアは 蝶番をネジで止めてる角材が湿気で腐って
ドアは外れてしまい ブロック塀に立て掛けていました。
外からは 風呂場の内部は 丸見えです。
下宿は 男ばっかりだったので 特に誰も気にしませんでしたが...


基本は 棟ごとに順番で風呂を沸かして 入ってましたが、
風呂に入りたい時には 勝手に風呂を沸かして 自由に入ることが出来ました。


誰かが風呂を沸かし入った後、次に入る場合は 特に順番は無く 早い者順でした。
私の部屋の窓からは 直接 風呂場内を見ることができました。  

なので 誰かが風呂を出ると同時に 窓から風呂場に直行しました。
右側の棟の人は 風呂場の状況を見ることが出来ないので
時折 先を越されると ベンチに座って 順番待ちをしていました。


私の部屋の脇に 何故か バス停と赤いコカコーラのベンチがありました。 

         

バス停は 私が下宿に入る前からありました。
誰かが持ってきたんだと思いますが かなり重いです。
コカコーラのベンチは 私が下宿に入った後から 突然 置いてありました。
これも 重くて とても一人で持ってくることは出来ないと思います。


実は 風呂場にあるテーブルは湿気でボロボロになっていて
脱いだ服をテーブルに置くと汚れるので 置くわけにもいかないので 
ほぼ全員 自分の部屋で服を脱いで 窓から裸になって風呂場に行ってました。


なので 普通は先を越されると 裸なので 部屋に戻るのですが
面倒くさがって 裸でベンチに座って 順番待ちをする先輩がいました。
私の部屋の窓を叩き『マガジンか、Gutsか、貸して。』と言うので 貸しますが、
『ギター貸して。』と言われた時は さすがに ちょっと躊躇しました。


今思えば 青空の下 裸で赤いベンチに座って漫画を読んでる若い男がいたら
通報されてしまいますよね。
良いとは思いませんが 金がなくても 自由と言えば自由で...


学生時代は 何でもありだったように思います。
当時は やりたいことやって50歳くらいで死ぬんだろうなぁ~と漠然と思ってましたが
今 60歳を超え 当時の事も 思い出してみるのですが、
やっぱり それでも これからも のらりくらりと生きていくんだろうなぁ~


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