里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

満天の星空

宇宙には 約2兆個の銀河系があるそうです。(゚∀゚) 

娘と北海道旅行をした時に 陸別町の銀河の森天文台へ行きました。
日本最大級の115cm反射望遠鏡が設置されてるドームで星空を見たかったのですが
生憎の雨で 頭でっかちの研究員に この望遠鏡は3億円もするので
今日はダメだと言われてしまいがっかりでした。 


翌年 家族で伊香保温泉に行きましたが 温泉の他に 星空観察も計画してました。
36号線を右折し 子持山に向かって行く途中の左に少し入ったところに 
ぐんま天文台があります。
望遠鏡で見える星空をスマホで撮影出来るとの事で 楽しみにしてましたが
時間の調整が出来なくて ぐんま天文台に行くことが出来ませんでした。
去年は 娘と伊勢・熊野古道に行く予定で 伊勢の天文台があるホテルを予約しようと
計画してましたが、コロナで娘が日本に帰ってくることが出来なくなり 
この計画もダメになりました。
3度も 星空に嫌われてますが 次こそ 満天の星空を満喫しようと思います。
 

兄が小学校3~4年生で 私は まだ小学校へ行く前の頃の話です。
その日は 濃い群青色した夜空一面に 無数の星が瞬いていました。
その星空を指さし 兄が一生懸命 父に星座の説明をしていました。
私は訳も分からず 二人の真ん中に立って 兄と父と星空を見上げていました。
兄は台所の引き戸に白いクレヨンで 小さな丸と線を書きながら
父に一生懸命 星座の説明をしていました。
引き戸に白いクレヨンで書く兄を 父は怒ることなく静かに聞いていました。
兄が満天の星空を指さすと私も指さす方向を見ました。
それから 兄は引き戸に星座を書いて父に説明する時に、
私は 父と兄の両方の顔を見上げました。
兄を見て 星を見て 父を見て 星を見て...
短い時間だったのかもしれませんが 私には とても長く感じられて
今でも 当時のことを鮮明に覚えています。


これが私の父です。


回転寿司に入り カウンターに一人で座ると
向かいのボックスに母、兄、妹と思われる家族が座っていました。
母親は明らかに買ったばかりと思われるピンク色のカーデガンを着ていました。
兄も新しいスーツとネクタイをしていて、
直感ですが、 兄が就職して初めての給料日に母親にカーデガンをプレゼントした後、
家族みんなで この回転寿司に来たのではないかと思われました。
まだ、少しだけやんちゃな面影が残っている髪形の兄が妹に、
『何でも好きな物を食べてね。』と言ってますが、
妹はお母さんの腕を掴んだまま、キョロキョロあたりを見回して
落ち着きがありませんでした。
妹は 兄があまりにも良いお兄ちゃんに いきなり変わりすぎて
どうすればいいか 戸惑っている感じでした。
お母さんは髪を後ろで縛ってましたが、急いで家を出たのか
白髪の交じったほつれ髪が 耳のあたりに沢山ありました。
このお母さんに 眩しいピンク色のカーデガンが ちょっと不釣り合いにも見えましたが、
でも 私には とっても素晴らしい最高の贈り物だと思いました。


この家族を見て見ぬふりをして 寿司を食べ終え席を立つとき、
この家族がいつまでも幸せでありますようにと 心から願いました。


私の母は 私が学生の最後の年 就職する直前に亡くなりました。
実は 私も就職したら 最初の給料で 
母にカーデガンをプレゼントしようと思ってました。
それも ピンクのカーデガンを。
私が小さかった頃 母に連れられて 城山の桜を見に行ったことがあります。
その時に私は母と手をつなぎ 階段を登りながら ふと 母を見上げると
母はピンク色の満開の桜の中で 桜の木からこぼれ落ちる木漏れ日のなかで
優しく 私を見つめていました。
私にとって 母は ずーっと その時のままです。
母が病気が治ったら ピンクのカーデガンを着た母と一緒に歩きたかったんです。


これが私の母です。


部屋の整理をしてると 海さんが若いときに購入したLPが出てきて
その中に井上陽水の『断絶』がありました。
このLPの中の『人生が二度あれば』の歌詞に出てくる夫婦の年齢が
今の私と海さんに近くて 若い時に何気なく聞いてたものが
何だか とても考え深い感じがしました。


 井上陽水  人生が二度あれば - YouTube


コタツでのんびりとウトウトしてると
海さんが 私の髪が長いことを 毎回 イジってきます。
『髪がうっとうしいでしょ。後ろで縛ったら。』
と言って、私の後ろ髪をギュッと引っ張ります。
私は 以前も髪を伸ばして 『筑紫哲也みたいだ。』と自賛してましたが、
今回は 更に伸びて ゲゲゲの鬼太郎に出てくる砂かけババアみたいになってます。
海さんに髪のことをイジられると 何か それで散髪するのも癪に障るので
ズルズルと髪が伸びたままにしてます。
海さんの事はブログで散々イジってるので 私の髪の事はイジられるままにしてます。
て言うか イジられるうちが しあわせなんだろうなぁ~


☆ 一枚目の星空写真は銀河の森、二枚目の星空写真はぐんま天文台から
  お借りしました。どうしても 子供の時に見た空から溢れ落ちるような星粒の
  写真が撮れません。撮れ次第 写真は差し替えようと思います。


☆ 満天の星空と名残り雪のブログは 本ブログに集約しましたので抹消します。

高部館(山城跡)で遊ぶ  ③

高部館の主戦場からこんにちわ! 

個人的な感覚ですが 主戦場は地図の(A)と(B)の二カ所ではないかと想像しました。 

Bの地点ですが、木の出見張り台の中央に木の出坂(急坂)があります。 

木の出見張り台は土塁の延長線上で 余り大きくありません。  

木の出坂は急坂の竪堀で 敵はこの狭い竪堀を登ってこなければなりません。
登った先には 凸凹の何層かの土塁が周囲にあり、これを防御用の盾として使ったと推測します。登った先が 小さな空間で周りを土塁で囲ってるので枡形の変形かなと思いました。
土塁の段差の妙というか 実際に見て走り回ると実感できますが 素晴らしい構造です。


山城跡に興味の無い人は そろそろ退屈になりそうですね。


ここで 前回のB型の血液型の続きを書こうと思います。
前回はインド型のB型でしたが、今回は中国型のB型の話です。
時々ですが 中国の子供が柵や穴に 頭や体を挟め抜けなくなったニュースを見かけます。
私が会社員時代に 同じような光景を見たことがあります。
超特急で機械現場に造ってもらったSUS製のリングを実験室に置いていました。
新入社員がそのリングを頭に乗せながら周りとダベってたら 突然リングを頭に押しつけ
スポッとネックレスみたいに首元まで入ってしまい 抜けなくなってしまいました。
しばらくの間 どうやっても抜けなくて 耳たぶに潤滑剤などを塗ってもとれません。
20分くらい大騒ぎをしてましたが 最終的には知恵の輪を外すように
角度をずらしてリングを外すことが出来ました。
その新入社員に 何でスポッと首元までいれたのか聞いたのですが、
本人も何故入れたのか自分でも分からないと言ってました。
無意識でやったようです。
そいつはラーメンと餃子が好きで 根っからのB型人間です。
ラーメンと餃子が大好きなB型の人は 柵、穴、リングには 気をつけましょう。


話を戻します。 

Aの地点ですが、余湖さんの説明によれば 虎口のようです。
私が散策してた時には A地点が虎口だとは分かりませんでしたが
何となく主戦場の匂いがしてました。
緩やかな坂の周囲を曲輪が囲む構造になっているので
この場所も枡形の変形ではないかと想像します。
このなだらかな坂を上から走って降りてきました。
また、逆に 上に向かって走っていきました。
私の想像では ここが最も沢山の血が流れた場所ではないかと思います。


いつもの事ですが、城跡散策の間は ずーっと さだまさしの『防人の歌』を歌ってます。


   防人の詩/さだまさし(3333 in 武道館) - YouTube


名も無き 弱い立場の兵士が 家族のため 生まれ育った土地を守るため 
自分の命をかけ戦い 散っていく 
その場所は 時が経つと共に忘れ去られ 穏やかな自然へと戻っていく
切ないですよね...