下宿生活はTVも新聞も無く　勿論　携帯電話など無く
唯一　ラジオと雑誌から　世の中の動向を知りました。
と言っても　世の中がどうなってるなんて　知ろうとも思ってませんでしたが...
　

私は下宿先では　随分　弾けてましたが　
それとは別に　美術部の連中とは　とても常識的な付き合いをしていました。
彼らは　物静かで真面目でしたが　深く付き合うと　
ヤバ～イ一面を　垣間見ることがありました。

当時　矢追ディレクターのUFOと横尾忠則（美術家）のサイケデリックが
一世風靡してました。

美術部のT君の友達に　真夜中の丑三つ時　下宿の部屋に幽霊が表れる者や
壁一面に火星語とそれを日本語に訳した単語を書いた紙を貼ってる人物がいました。
二人とも　幽霊や火星人の事以外は普通に生活をしていました。

ある日　麻雀をしてる時に　みんなで幽霊を見に行こうという事になって
全員で　下宿の部屋に押しかけました。
幽霊は　髪が長くて　白い服を着た若い女性だと言ってました。

夜中の１時くらいに　最初に私が『腹が痛いから帰るね。』
なんて言い訳して脱落しました。
後で聞きましたが　他の連中も　私に続いて　次から次へと帰ったそうです。
幽霊は　怖いですよね。
たぶん　いないと思いますが...
幽霊を何度も見てる本人に確認しましたが　その日は出なかったそうです。

幽霊に関して　あくまでも私見ですが、
幽霊は死んだ後に出るので　人間の死んだ年齢に比例した数で幽霊がいると思われます。
大多数の人間は　平均寿命近くまで生きているので
ほとんどの幽霊は　年老いた男性と女性だと思います。
でも　目撃情報が多いのは　若くて髪の長い女性になってます。
ちょっと　可笑しいなぁ～と思いますけど...
昔から　世界中で幽霊の話があるので　絶対にいないとは言い切れませんが、
確率的な観点で推察すると　仮に幽霊を見ることが出来たとすれば
それは圧倒的に　年老いた老人の幽霊を見た事になるのでは...

UFOに関して　あくまでも私見ですが、
宇宙には　約2兆個の銀河系があるそうなので　地球外生命体は存在するでしょう。
むしろ　地球外生命体がいない事を証明するのは　難しいと思います。
ただ　その地球外生命体がUFOに乗って地球にやってくるかどうか？
UFOに乗り　別の銀河系から来ると仮定すると　相当　知能指数が高いと思われます。
そんな地球外生命体が　わざわざ　地球を目指しますか？
大きなリスクを冒してまで　この地球へやってくるだけの魅力がどこにあるんでしょう？
地球外生命体は存在すると思いますが　UFOに乗ってやってくると思えないなぁ～

美術部のT君は　私が彼の下宿先に行くと　
よく　小椋佳の『白い一日』を聞いてました。