里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

究極の選択

 

最初の選択です。
馬出の右側が広い道、左側が細い道 どちらかが城に辿り着けますが
どちらを選びますか?
答えは 右側へ行くと城から離れていきます。
正解は左側の細い道です。
私は 敢えて右側を選択し 戦場からは一目散に走って逃げますけど… 

この細い道を馬出に乗った山入側の兵が 右上から長槍、投石、弓矢で攻撃してきます。
走って先に進むと 右90度に道が曲がります。

どうする?
馬出の方向に曲がってるけど!
行っちまえ! 

階段があります。
右側には 馬出に乗った敵兵が、左側は壁になって先が見えません。
その見えない方向に道がカーブしています。 

どうなっているんだ!
徐々に先に進みますが 前進するだけ 敵との高低差が無くなり対等に戦えます。 

もうすぐで左カーブまで来ました。 

この先は どうなってるんだ! 
怖いんですけど!

まさか!
最大の決戦場に来た!
両端を急角度で堅堀した土橋と その向こうに また右に広い道、左に細い道が…


ここで 単語の解説を
一般的な平野に築城された城は 
周囲が鯉が泳いでるお堀(濠)に囲まれて 城へ入城するには橋を渡らねばなりません。
特定の場所以外は 外部の者が侵入できないようなセキュリティ対策です。
山城では水がないため、同じようにセキュリティを保つために
一人程度が通れる横幅を残して 両側を切削します。
残った細い道を 土で造った橋(土橋)と呼び、両端の切削した所を堅堀と呼びます。


    

上の図を参考にしてください。


土橋のところで 久米側の兵は 一人ひとり 縦になり 攻撃が弱まります。
これをビジネス用語に当てはめるとボトルネックと言います。
山入側は 前からは 郭の上から 後ろからは 馬出の上から狙われます。


この時に 一瞬で 次の選択をしなければなりません。
生死を賭けた戦いの先に また 右に広い道、左に細い道が…
あなたなら どちらを選びますか?


ここで 諸説あります。
余湖浩一さんの説では 左側の細い道が城へ辿り着くことになってます。
国安げんき会の図では右側の太い道が辿り着くようになってます。
私は平面図にも書きましたが 国安げんき会の図を参考にしました。
土橋の渡った所を虎口、右側の広い道を変形枡形と考えました。


ここで単語の解説を
一般的な平野に築城された城は 橋を渡ると門があり
門をくぐると四方を石垣などで囲った空間があります。
ここで敵に対して 有利に戦うことができます。
この門のことを 虎口(こぐち)と呼び、空間を枡形と呼びます。
現代では入口、出口など 口の文字は残ってます。


最初に馬出を突破した時は 左の細い道で
次に 咄嗟に次の道を選ぶときに どうしますか?
瞬時の場合は ほとんど細い道を選んでしまうでしょう。
相手の心理を読んだ土木技師の発想は すごいと思いました。
それだけではありません。


次に一部の右側を選んだ兵には 次の大きな試練が待っています。

 

広い道の左上の郭から 長槍、弓矢、投石があり
左にカーブをした先には盾で武装した山入の兵と攻撃部隊は何重にも待ち受ける。
久米側の兵は 一人ずつ このエリアに出ることになるので 圧倒的に不利です。


この一連の戦いに強い形状に里山を造成した土木技師は すごいと思いました。


ここで 一旦 休憩(ブレイクタイム)します。


連日 不倫騒ぎでTVを賑わしている お笑い芸人がいますが
私は 名前と顔を曖昧に覚えていたのですが 最初 ビックリしました。
あの渡部が!(実際は澤部と渡部を間違えてましたが)
10年以上前だと思いますが、お笑いブームの時に
私はハライチの澤部、ピースの綾部、アンジャッシュの渡部を
『3部(さんべ)』と呼び 多分 残っていくんだろうなぁ~と思ってました。
というのも 相方が どいつもポンコツというか、やる気がないというか
それでも それなりに努力してるなぁ~という印象でした。


今の状況からイメージで書いてる訳ではありませんが、
例えば この3人が 同じクラスの中学2年生だったら。
綾部は アイデアマンだと思うけど 何かを達成したら それを全部壊して
また 新しい何かを始める。とにかく落ち着きがない。
渡部は みんなで問題を起こした時にサッと逃げ 周りを煽って
特定の人物を犯人にしたてて 知らんぷりしてる。
澤部は 全く分からないまま その犯人に仕立て上げられるが
しっかりと対応をし みんなを責めたりしない。
このイメージがあります。


元に戻って 

城の後ろ側に とても大きな切堀があります。
みなさんの説は 後ろ側から攻め込まれない為だと…


私の説では 城の後ろ側は やせ尾根で 
敵が武器を持って攻撃にこれるような所ではないような気がします。
あくまでも 私のフィクションですが
城主は堀切の対岸まで渡れる板を用意していて 攻め込まれたら
板を橋渡しして 対岸へ行くと 橋として利用した板を堀切へ投下したのでは…


その時の対岸に逃げた城主への敵側のセリフ
敵 『逃げるのか!卑怯者!お前はそれでも一国の城主か!』
城主『コンビニサイズの城なんて お前らにくれてやる!
   死んだら最後!
   俺は座して死なず!
   何が何でも生き延びてる!
   分かったか!
   バ~カ!』


最後の究極の選択です。
この3人の中の一人を 城主のモデルにして考えました。
城主を選ぶなら 誰ですか?

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