里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

山入城跡で遊ぶ  その 2 真剣勝負

昨日 地元で有名な松五郎へ スタミナラーメンを食べに行きました。
帰りの車の中で 脇の海さんのバックが邪魔で運転しずらいなぁ~と感じた瞬間
私のバックを松五郎に忘れたことに気づきました。
慌てて引き返しましたが、海さんが
『バックの中に何が入っているの?』と聞くので
『免許証とハンカチとロキソニンぐらいかな。』
『免許証が入ってたら しょうがないわね。』
『はぁ?どうゆうこと…』
『免許証が入ってなかったら あんな汚いバックを わざわざ 取りにいかなくても』
『言い方が ちょっと ひどすぎないか?』
『忘れるのが悪いんだよ!バックは どこでも ズーッと外さないようにしないと。
 そのうち どこで忘れたかも分からなくなるよ!!』
言われっぱなしですが 私のミスなので黙ってました。
松五郎でバックを受け取り 帰宅の途中で 海さんが スーパーに立ち寄ってと。
いつもなら無視するところですが 今回は引け目があり スーパーに立ち寄りました。


私はスーパーの入り口近くの駐車場の車の中で待っていました。
スーパーの入り口の脇に ペットボトル回収の装置が設置してありますが、
50代くらいと思われる女性が 回収機のペットボトルが満タンになったらしく
店員を呼びに行きました。
その時 海さんも その女性と同時に スーパーの中に入っていきました。
店員が潰れたペットボトルを回収して 店内に引き上げるときに、
足元にあったペットボトルの蓋が満タンに入ったゴミ箱に足を引っかけて、
入り口付近に 色とりどりのペットボトルの蓋が散乱しました。


その時 最初に30代くらいの女性が 店員と一緒に蓋を拾いました。
また スーパーから出てきた高1くらいの男の子が散乱した蓋に気付き
拾うような体制になりやめて、また拾うような体制をしてやめて、
数歩 歩いた後 引き返し 蓋を一緒になって拾い出しました。
初々しいというか 頑張れ~というか 見ていて とても微笑ましく思えました。
グーっとくるものがありました。私の住んでる町のジュニアは すごいでしょ‼
残念ながら15人くらいの40~50代の女性はチラッとみて素通りでした。
蓋を全部拾い終えた後、海さんが 帰ってきました。
海さんは この 小さな出来事を全く知りません。


この間の 7~8分の出来事を切り取って整理すると
15人くらいのエコバッグを持ってた女性はチラッと見ただけ素通りでした。
エコバッグの趣旨は 人にやさしく の筈なんだけどなぁ~
二人が 一緒に蓋を拾いましたが 偶然だと思いますが 
二人とも 背中に登山用の THE NORTH FACEのザックを背負ってました。
THE NORTH FACEの名にかけての行動だったのでしょうか?
海さんは 偶然 この出来事を気付かないで この出入口を往復しました。
海さんもTHE NORTH FACEのザックを持ってるので 気づけば拾ってたかな?
全部を車の中から見ていた人物は ちょっと現場まで距離があったからなぁ~


この馬出は 土木技師の力作だと思います。 

想像で 図面化してみました。 

上の図が馬出の上面図で 下が側面図です。
赤で塗った部分の土砂と削除してると思います。 

この図は 馬出の断面図です。
赤で塗った部分の土砂を削除してると思います。


馬出のB地点に立って 広場を眺めました。 

前の広場から進入口にかけて 見ることができます。
ここで敵陣 久米側の兵との 最初のガントバシです。
久米側の兵の 大体の数が この場所で予測できます。


ここに立って お互いが睨みあう光景を想像すると
少し 古い話ですが ボクシングの世界タイトルマッチを思い起こします。


大阪のワル代表 辰吉丈一郎と愛知のワル代表 薬師寺保栄の一戦です。
戦いは 途中から辰吉の両目が腫れ上がり出血し見えないような状況になり
薬師寺はその両目に殴り掛かり 明らかに 薬師寺有利の展開に。
最後まで その両目を殴り続けた薬師寺が判定で勝利しました。
この戦いの最終ラウンドのゴングがなると 辰吉が薬師寺に抱きつき
何か声を掛けていました。
それに呼応して 笑顔で頷き 薬師寺が何か答えてました。
この試合に関してのインタビュー記事だったと思いますが、
薬師寺に 目が見えにくくなった辰吉を 他のボディとかチンを狙って
仕留めに行かなかったの質問に 薬師寺は
紫色に腫れ上がって見えない目を狙わないのは それは 温情をかける事であり
温情をかけるとは 辰吉にとっては最大の侮辱であり 耐え難い屈辱になってしまう。
私は 温情は 最後まで賭けようと思いませんでしたと。
私はこのワル達から学びました。
真剣勝負とは 最後まで相手をリスペクトすることだと。
どんなにひどい状態になっても 薬師寺は辰吉をリスペクトして戦い続けた…
これは 真剣勝負をしてる者同士の事で 試合終了後の態度が まさに物語ってました。


この場所で人知れず 亡くなっていく兵は はたしてどうだったのか?
死に 納得のいく死なんてないでしょう。
でも せめて 
ここで亡くなった兵は できれば 真剣勝負で…
ここで勝利した兵は できれば 相手をリスペクトしていたら…


なんて 防人の歌を 聞きすぎたのかな…

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