里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

Stand by me

鷲子山上神社は里山の頂上にあり 車道が狭くてクネクネしていて
車がすれ違う程の余裕がない道なので一方通行になってます。
茨城県側が車の入口で 栃木県側が出口となってますが とても田舎なので 
普段 一方通行の道を走ることがない為か 所々に対向車に注意の看板があります。
対向車には たまたま遭遇しませんでしたが、遭遇したら地獄でしたね。


家から鷲子山上神社の入口まで車で1時間強かかりました。
鷲子山上神社を参拝後 対向車が来ないように祈りながら 栃木県側の出口から
国道400号に出たところで いきなり 栃木県の山並みを真近で見ることが出来ました。 

栃木県の山が 予想外に近くにあることに驚きました。
ひょっとしたら 日帰りで ハイキング出来そうです…


ところで 私が 今 一番行きたいところは里山ではなくて
おかめ山と西金砂山の中間あたりにある地割れという場所です。

    

    地割れⅠと地割れⅡの画像は お借りしました。
たまたま この写真を見て 私が小学校4年生の時の(秘)の記憶が鮮明に蘇りました。


私が小学校の頃は 学校が終わると 1~3年生Grと4~6年生Grに別れ 
それぞれの集団で遊んでました。
4~6年生Grは 畑や田んぼを踏み荒らしたり 里山の栗の木を折ったり、
民家の柿や桃やザクロなどを無断で取ったりして 早い話 悪ガキでした。
地割れほど崖が急ではありませんが 似たような場所があり 崖に沿って細い道があり
登って行くと 洞穴(秘密基地)があり そこに悪ガキが集合し
何処で何かをするかを 6年生が決めて それから出発します。 


里山で栽培されてたサツマイモを悪ガキみんなで 意味もなく掘り返して 
それを見回りに来ていた赤ら顔の大人に見つかり 
一列に並ばされ 物凄く怒られたことがあります。
悪ガキが洞穴(秘密基地)に集まってるところに たまたま その赤ら顔の大人が
黒いビニール製のジャンバーを着て 谷になってる底(山道)を歩いて下りてきました。


その時に限って 6年生が家から空気銃を持ってきてました。
6年生の『伏せろ』の指示で 全員伏せて 赤ら顔の大人が通って行くのを見てました。
6年生が空気銃の銃口を赤ら顔の大人に向け 撃つマネをして
小さな声で『バーン!』と言い 隣の6年生に空気銃を渡しました。
隣の6年生も銃口を向け 撃つマネをして
小さな声で『バーン!』と言い、順番に次々と空気銃が手渡されていきました。
私の番になって みんなと同じように『バーン!』と言うと 最後のF君に渡しました。
F君は 少し体が弱く 何をするにも1番最後でした。
F君が 赤ら顔の大人に空気銃の銃口を向け『バーン!』と言ったと同時に
『パーン!』という乾いた音と少し遅れて『ピシッ!』という音が聞こえました。
F君が実際に空気銃の引き金を引き 空気銃の弾が
赤ら顔の大人の背中のジャンバーに当たったのでした。
『ワッ!』と声を出すと同時に 6年生が『伏せろ!』の合図を…
そーっと雑草の隙間から見てましたが その赤ら顔の大人は立ち止まり振り返って
キョロキョロと辺りを見回してましたが 直ぐに前を向いて歩いて行きました。
6年生から『このことは 誰にも絶対に言うなよ!』と念を押されて家に帰りました。
次の日から F君はヒーローになり 歩く順番も4年生では先頭を歩きました。


それから今まで 私は誰にも言うことはありませんでした。
地割れに行って あの時の 悪ガキ時代の思い出に浸ろうと思います。

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