里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

白菜の漬物   (続編)

   ~ 事実は小説より奇なり(大袈裟ですが) ~


元旦に 町内会の新年の集まりがあり そこで二人の酒に酔ったオッサンが
白菜の漬物について『オッサンの主張』を繰り広げていた。
それを聞いて 私も白菜の漬物がしたくなった。


ただ 日にちが過ぎると 徐々に面倒くさくなり やめようかなと思っていたが
浜モンから『あおられて…』、本意ではありませんが 嫌々 白菜漬けをやる事に。


嫌々でしたが やっとの想いで白菜の漬物をし終えた後、私に無断で
浜モンが どや顔で鷹の爪と柚子を細かく切ったものを白菜の葉の間に差し込んだ。
『これを差し込まないと美味しいものが出来ないよ。』って
言葉では言いませんが、雰囲気で伝わって来ました。


前回 書いたのは ここまでですが 結果が二転三転しました。


数日後 水が随分 出てき出したので そろそろ白菜の漬物が出来上がったのかなぁ~と一番上にある漬物を一つ取り出し 一口サイズに切って食卓に。


口に入れて数秒後 口の中が鷹の爪でピリピリで ファイヤーです。
全部 吐き出しましたが 唇がピリピリで大変です。
ピリピリ以外 旨味も柚子の香りも 全くしませんでした。
私は鷹の爪や柚子を入れて欲しいなんて ひと言も言って無かったのに。
何てことをしてくれたんだ…
私は黙って二ヤッと笑い 浜モンに『どうぞ~。』と お薦めしました。


浜モンは一口食べ、『ハア~』と訳の分からないため息をつき
鷹の爪のピリピリを取ろうと 白菜の漬物を水に浸しました。
私は どういう結果になるか おおよその推測は出来てましたが…


暫く水に浸けた後 漬物を取り出し 浜モンが一口食べました。
白菜の漬物は 旨味が無くなって ピリピリだけが残っていました。
『ダメだこりゃ~』って。
ズル~イです。
ガクッとして 文句を言う気になれませんでした。


食べられない事が分かり ほったらかしにしてました。
白菜の漬物をいつまでも放置して腐ると嫌なので 
漬物樽から取り出して捨てようとしましたが 腐ってませんでした。
試しに 一口食べてみると 何とした事でしょう!!
強烈なピリピリが無くなっていました。
柚子の香りはしませんが 程よい旨味と程よいピリッとした漬物に変身してました。
アレ アレ アレ ~  どーゆーこと??


浜モンがガツガツ 白菜の漬物を食べながら
『いいんじゃないの。でも あれだね。リンゴは余計だね。』


        ガーーーーーン


私が子供の頃から食べていた母の味を否定されました。
何でもかんでも醤油をかけて食べる味覚音痴の浜モンに言われてしまいました。
太平洋沿岸の港町育ちには この繊細さは理解できないかも…


この一言で 母が白菜漬けをしてる時のことが鮮明に蘇りました。
白菜の葉と葉の間に人参、昆布の他に リンゴもあり もう一つ入れてました。
リンゴともう一つのものをつまみ食いしたくて母の脇にいた事も思い出しました。


デリカシーも味覚もない浜モンが哀れに思いました。
こうなったら 私が 繊細な味の白菜の漬物を作って見せるしかないです。
近いうちに 母の白菜の漬物つくりを再現し 
作り方を 細かくブログに載せようと思います。


  ~ 近日公開 乞うご期待! ~


私と浜モンが どれくらい性格が違うかと言えば…

 

初詣に行った時 浜モンと猿回しの猿が目が合って ジッと見つめ合い
浜モンが 何枚か猿の写真を撮っていた時の 1枚です。
類は類を呼ぶんでしょうか?

 

私が里山に行った時の夕暮れ時の写真です。


以上です。

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