里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

小幡城跡の地図を描く 前編

昨日 やっと暖かくなってきたので小幡城跡へ行ってきた。
最近 立て続けに行ったが、3度目である。(気持ちは 少し ぶる~)


道(空堀)を描けば ほぼ 目的を達成できると考えた。
最初に スタート点を車のナビのGPS及び近くの道路の分岐点の距離から決めた。 

持ち物はスケッチブックとコンパスだけである。 

方向はプレート付きのコンパスで 距離は私の歩幅(68cm)で計測した。 

測定箇所は そこそこあり 数時間かかってしまった。

このスケッチブックに書いた数字と線 アナログの感じで好きです。
測定してる間 誰とも会うことはなかった。 

細かな説明をすると C地点では道が3ヶ所に分岐していて それぞれは真北の方向
に対して 時計方向に 94°、126°、196°である。
C点から94°方向に60Pで✖(不能)と表示してるが、60Pは60歩ということで
60歩 歩いていったところで道が整備されてなくて前に進むことが出来なかった。
ただ、服が汚れたり破れたりするのを覚悟すれば前に進むことは出来ますが…
私が本気になって調べようとしてたら きっと 前に進んでたと思います。
今の心境は そこまでしてやる程の気持ちになってないです。
ただ C点で 不能の2か所の道に関しては 立ち入り禁止となってましたが
それは 無視をして道を進んで行きました。
総合的に考えれば… 地図作りは 友達以上 恋人未満といったところでしょうか。


調べてきたものを元にして トレーシングペーパーに地図を描きます。 

G点から1周して またG点に戻るのですが コンパスの角度および歩幅の誤差が
トータルで20° 地図上で10mmほど出ました。
アナログでの測定では 上出来だと思いました。
この誤差に修正を加えて 完成させようと思います。
看板に使われている地図よりは 精度が良いものが出来そうな気がします。


高さ方向に関しては 元々 高低差が10Mもないので 等高線での表記は無理で、
鳥観図による表記になると思いますが、
個人的に鳥観図はあまり好きではないので やるとすれば別の方法を検討します。


測定していて 1番気になったのは 城跡の直前の道(K点)が
真北(0°)を向いていた事です。
鎌倉時代に城が造られてますが、当時はコンパス(方向磁針)はなかったと思います。
私の記憶では江戸時代初期にコンパス、分度器、三角関数表が 中国から
日本に伝わってきてるので それ以前にどうして 真北(0°)が分かったのか?
北極星は たしか北に対して7°くらいズレてた筈なので北極星は関係なし。
奈良文化財研究所の平城京に関する記載で 太陽を使って東西を決めた後で
北を決める方法を読んだことがあるが、その技術が 鎌倉時代に 
この茨城県の田舎の小さな城(小幡城)を造るにあたり使われたとは 正直 思えない。
小幡城を造るにあたり 最後の位置(K点)で 何らかの方法で
真北を決めて城を造ったと思われるが私には謎である。実際 測定値が 0° である。
なんか ロマンを感じて 面白い。


とは言っても…
気持ちは揺れてるが 城跡より里山の散策の方が まだ勝ってる気がします…

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