里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

馬頭町(旧宿場町)をぶらり

栃木県の南東の隅っこ、馬頭町にぶらり 遊びに行きました。
馬頭町にはユニークな3つの美術館(いわむらかずお絵本の丘美術館、もうひとつの美術館、馬頭広重美術館)があります。
3の美術館を一気に見ようと 去年の夏に行きましたが 広重美術館だけが休館で、
秋にもう一度行きましたが また 展示物変更作業中で見ることが出来ず、
やっと 今回 広重美術館に入館することが出来ました。 

今回は 唐の御所~武茂山城跡~馬頭広重美術館の順で ぶらりと遊んできました。
唐の御所は国遺跡です。 

車が1台もない駐車場から 誰もいない山に向かって進んで行きます。 

里山の山頂近くに 唐の御所がありました。 

横穴の中を見ることは出来ませんでしたが 威厳がありました。
山頂からは日光連峰を見ることが出来ました。 

中腹あたりに 横穴群がありました。 

漢字が読めませんが 穴の方向へ行くと横の長さが50mくらいある横穴群が。   

昼間なのに薄暗く なんか 冷たい微風というか 霊気というか…
誰もいないので 見終えると小走りで 早々に撤退しました。


次に武茂山城跡へ行きました。 

階段を昇り終えると 静神社と狛犬がありました。   

神社の脇に城跡に関する看板がありました。 

ここから山頂に向かって歩いて行きます。 

ここもですけど 誰もいません。 

本丸跡まで行くと 大きな杉の木が聳え立ってました。
後ろ側は 山城の構造上 急坂になっています。 

山城跡は町の方達で かなり整備されている印象がありました。 

私が一番見たかった場所に大木が倒れてました。
戦場と思われる場所なので 残念でした。 

広重美術館は館内が撮影禁止なので写真はありませんが、
歌川国芳を中心とした版画が多数 展示されてました。
特に着物の柄の表現が 緻密で繊細で圧巻でした。


私の印象ですが、いわむらかずお も 歌川国芳 も 
繊細で緻密で凄いなぁ~と思います。
せこい言い方をすれば お金を取れる画です。


でも…
私が1番印象に残って ガツンと頭をぶん殴られたようなショックを受けたのは
もうひとつの美術館の隅に展示してあったこの絵です。 

特に 右端のチョコレートの絵です。
普通ならば 誰もが立体的に描こうと思いますが、
製作者は真正面からこげ茶一色で書き上げています。
そこに よく見られたいとか 上手に書こうとかの打算的なものはなく
ただ あるがままに 真正面からチョコレートを捉え 
ただ ひたすら真正面から無心で描き続けているのが伝わってきます。


テクニック、技術も大切だと思いますが、
それ以上に 何が大切かを教えられたようで ストレートに感銘を受けた絵でした。

涸沼の葦藪の小鳥たち

先日 涸沼のオオワシ撮影をした時に 葦の藪から小鳥の声が聞こえてました。
時々 小鳥が藪から飛び立ったと思うと 直ぐに藪の中に隠れます。
気になっていたので 小鳥の撮影に出かける事にしました。
というか、本当はカワウのモヒカン頭を見て モヒカンつながりで
タゲリやヒレンジャクの撮影に行きましたが 見つかりませんでした。


早速 涸沼の仙人のお出向いです。 

今日の仙人は ポカポカ陽気なので 
白髭のあごひげの中に頭を突っ込み 爆睡をかましてます。
『お~い!小鳥の撮影をするのでよろしくね!』 

『ん~…?誰か…何か…言ったのかな?眠~い…』
瞬間 顔を上げましたが 直ぐに顎髭の中に頭を隠して 眠りにつきました。


葦の藪の近くの駐車場に車を止めると 駐車場の端の大きな木に
ツグミが止まっていました。 

電線に野鳩も止まっていました。 

葦の藪の前で 様子を見ていると 数種類の小鳥が飛び回っているのが分かりますが
動きが速いのとピントがどうしても葦に合ってしまい 写真が撮れません。
その中で 辛うじて撮れたスズメ、メジロ、アオジの写真です。 

スズメの写真ですが、逆光なので場所移動しようとしたら逃げられました。 

たまたま スズメにピントが合った1枚です。 

中央にメジロが映ってるのが分かりますか?
トリミングすると… 

最後にアオジです。すばっしこくて なかなか撮れませんでした。 

トリミングしてみると 

涸沼には沢山の野鳥が生息しているので 撮影は楽しいです。