里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

この道を

S歯科医院の待合室で椅子に座って順番待ちをしてると
処置室内から院長の大きなダミ声や 助手の方々の優しい声が 一斉に聞こえました。


治療が終わった老夫婦が待合室に戻ってきました。
にこやかなお顔をした奥さんですが 目が見えないようです。
ご主人が奥さんの両手をしっかり持ち 
二人で ゆっくりと歩いてソファーに座りました。


奥さんはソファーに座っても ご主人の手を握り 体はご主人に寄りかかってました。
治療を終えた奥さんが何かをご主人の耳元で喋ってるのが見えましたが 
何を言ってたのか分かりませんが ホッとした顔が印象的でした。
ご主人も奥さんの両手を自分の両手で しっかり掴んだまま座ってます。


受付の女性がソファーまで行き 手続きを終えました。
ご主人が両手で しっかり奥さんの両手を掴んだまま 
入口の下駄箱まで向かって歩き出しました。


子供連れのお母さんが子供を捕まえて 老夫婦の邪魔にならぬよう道を譲りました。
その時 入口から建築業関係と思われる服装の金髪の若者が入ってきました。
その金髪の若者は ちょっとの間 老夫婦を見てましたが
サッと老夫婦の邪魔にならないように避けて ジ~っとその場に立ってました。
老夫婦に何かあった時に 真っ先に手を差し伸べようとしてる態勢です。
それは子供連れのお母さんも同じでした。


老夫婦の奥さんの髪は 寝起きのようなグチャグチャな髪形でしたが、
着てるオーバーコートは とても高価そうに見え アンバランスでした。
服はご主人が選んだのかもしれません。


少し武骨そうだけど優しさに溢れるご主人の姿に圧倒されました。
想像ですが、お子さんが『二人だけで大丈夫か。』と
何度も 何度も 聞いてきてると思います。
その時 ご主人は いつも 『俺が動けるうちは大丈夫だ。気にするな。』
と言ってると思います。
この年の先輩は みんな やせ我慢をするのが当たり前で育ってきてます。
自分の弱みを見せまいと 誰にも迷惑をかけまいと 必死で頑張るんです。


ゆっくりと歯科医院から帰っていく老夫婦をいつまでも見ていました。
この老夫婦を見てると とても切なくなりました。


この道は いつか 必ず 誰もが通る道です。
私も いつか 必ず 同じような道を通るでしょう。
ゆっくりとっした足取りで帰っていく老夫婦の後ろ姿を見てるとき
私の頭の中に 小田和正の『この道を』が何度も繰り返し聞こえてました。


    この道を   小田和正


   ~ それでもけんめいに 生きて行くと そうきめた
     繰り返す迷いも 争いも 悲しみも
     すべてを時に任せて 選んだ道を行く


     その道はどこへと つながって行くのか
     未だ見ぬ その場所は どんな風が吹くんだろう


     誇りと正義のために 戦う自分がいるはず
     晴れわたる広い空に 明日が確かに見える
     どんなに険しくても この道を信じていく


     守るべきもの それはただひとつ それを知った ~

来週は 再び 鍋足山へ

来週は 再び 鍋足山に行ってきます。
野鳥撮影も楽しいですが 里山ハイキングは楽しいです。
欲張りだなぁ~


涸沼で撮った野鳥の写真で まだ ブログに載せてなかった写真
やっと 名前を調べ上げたので ブログに載せようと思います。


葦の藪をチョコマカと動き回っていた小鳥、
やっと捉えた一枚の写真ですが、
な~んだスズメか…と特に気にすることもありませんでしたが、
よ~く見るとスズメの特徴である頭がチョコレート色で
両頬に黒いボッチがありません。

調べてみるとオオジュリンであることが分かりました。 

次に分からない、今でも確信が持てない鳥です。
多分 マヒワではないかと思いますが 間違ってるかもしれません。

小枝にピントが合ってしまい イマイチ ボケてますが黄色が特徴です。   

色どりと大きさからヤマガラだと思います。
可愛いです~ぅ 

最後のシメはシメで…   

涸沼自然公園と親沢公園、広浦公園、網掛公園や葦の藪など 
涸沼は野鳥撮影の宝庫です。
今の時期は 残念ですが オオワシ撮影の為に 
多くの方が網掛公園や親沢公園で椅子に座って待機中で
静かにゆっくりとバードウオッチングをすることができません。


まだまだ沢山の野鳥が生息していますので落ち着いたら
涸沼に再訪問しようと思います。