里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

定番が落ち着く

紅葉が始まった浅間山からこんにちわ。

 

もとぃ…、浅間山と二ッ岳(雄岳、雌岳)の近くの里山からこんにちわ。 

紅葉を見に行こうか!という事で 何処に行くか調べてました。
『長野のソラ テラスはどう?運が良ければ雲海も見れるよ。』
『長野は長ーの。車に座ってる時間が長ーの。疲れるから却下。』
『じゃぁ、近いところで那須あたりは?』
『那須の隣のナンバープレートの車、窓からペットボトル投げてたぜ!』
『はい、はい。那須は無ス!絶対に那須無スだな。』
『じゃぁ、日光は?』
『日光は飽きた。サウスポー ジンゴロー見飽きた。日光、結構、コケコッコー。
 結構毛だらけ、猫灰だらけ、ケツの回りはクソだらけ ってか。』
『長野はダメ、栃木もダメ。だったら 何処へ行ぐんま?』
『そうだ!群馬へ行ぐんま!』
『群馬は 草津は飽きたしなぁ~。何処が良かほ?』
『ん…。伊香保が良かほ。』
『はいはい。伊香保へ行かほ!』


という事で 伊香保へ 紅葉を見に行ってきました。
定番の親父ギャグを連発しましたが、
シラフでシラーっと読んでる方は 寒くなったかもしれませんが、
ほろ酔い加減で 適当に読んでる方は 定番の親父ギャグにドッカンドッカン…?


途中にフーテンの寅さんの口上を書きましたが、50年以上も前の言葉ですが、
新鮮で 今のヒップホップにも引けをとらない切れ味の言葉で感心します。


ギャグを書いてて疲れました。
これで前編を終了します。
中編からは親父ギャグはありません。

苦い思い出

桜の木に寄生してる草です。 

     
私は 小学校6年生の時の夏休みの宿題で 苔を集めて菓子箱にセロテープで張り付けて
学校へ持っていきました。
回りの連中は 工作ものや昆虫採集(カブトムシや蝶まど)で、
苔収集は 多分 私だけかなと思ってましたが F君も 苔を持ってきました。
えぇ~ 他にもいたーー!
苔採集は 二人だけでしたが 今 思うと 小学生にしては渋いですねぇ~♪


F君は中学生1年生の時にも 同じクラスになりました。
彼は野球部、私はサッカー部で あまり接点はありませんでした。
でも1年生の時の文化祭でクラスで演劇をすることになり、
F君が台本をかいて F君が私を最初の一言を言う役に選びました。
何を言ったか覚えていませんが そこそこの笑いを取ったと思います。
後で聞いた話ですが、F君が1番最初に私を選んだそうです。


F君とは同じ高校へ進学しました。
別クラスでしたが、1年の終わりころから F君は勉強で目立つようになりました。
高校2年の夏休み後の全国模試で F君は とうとう 全国で総合2番になりました。
それから少し後 冬が来る前に F君を見かけることはありませんでした。
それから 三年生になった春 別のクラスでF君を見かけました。
彼は ニヤニヤ笑うだけで 誰とも会話をすることはありませんでした。
春が過ぎ 夏が近づいて来たころ 彼を見かけることはありませんでした。


高校を卒業し 大学2年の夏休みで地元に帰った時の事です。
卒業した中学校では 周囲のドブの補修作業をしていました。
その前を通りかかった時 大きな松の木の日陰の方から
『やぁー!久しぶり~』
『ん??』
年老いた土木作業員5~6人が 松の木の下の日陰に座り休憩してましたが、
その中に混ざって F君が作業ズボンにランニングシャツのいで立ちで座ってました。
『元気ー!今、何してんの?』
坊主頭で 日焼けした顔、若干 笑顔でこちらを見てるが 
彼の伏し目がちの瞳を見た時 とても辛かったです。
耐えられなかったです。
何を話したのか覚えていませんが 簡単な挨拶をして別れたと思います。


今でも時々 この時の自分が『人としての最低の野郎』だと思い出します。
彼が 私に話しかけるのは とても辛かったと思います。
精一杯の気持ちを振り絞って 私に話しかけてきたと思います。
それなのに…
私は 簡単な挨拶で サッサと その場から逃げて帰ったんです。


綺麗ごとを言えば F君が若くして どん底に落ちていった現実を見たくない。
でも、その時の私の気持ちは そんなことではありません。
高校三年生の時のニヤニヤして誰も喋らなくなり、土木作業員となり
ドブの補修作業をしているF君を どうしても友達として見られなかったからです。
彼は 精一杯の気持ちを振り絞って私に話しかけてるのに
私は 彼を避けるようにして逃げ帰ったのです。


彼の実家は床屋さんでしたが、その場所にはビルが建っていて
今 彼がどこにいるのか分かりません。
F君には 謝罪の気持ちしかありません。
昔の自分からは この自己嫌悪から 少しずつ変わったように思います。


今 F君と会えたら… との思いで 日々を過ごしてます。
私は逃げません。
もう一度 F君と会いたいです…。