里山で遊ぶ

ゆるい午後 遠回りする 帰り道
のどかな午後の時間を満喫できたらと思う。

それでも・・・ 行く

里山の頂上にある真弓神社に行ってきました。
途中まで行って撤退を2度繰り返し これが 3度目の正直です。
撤退と言えば聞こえがいいのですが、一人で里山の中に進んで行くと
森に囲まれた薄暗い道が続く中 途中で 急に不安になって
弱い自分が『帰ろうよ。』と囁きます。
体力的には問題なかったのですが、
『何故 登る?サッサと引き返して 家でクーラーの下で昼寝しようよ~』
と、頭の中に この言葉がグルグル回り 引き返してました…。   

  

左側の車が1台通れるくらいの狭い道を 山に向かって進んで行きます。

  

この先に大理石の採石場があり、時々 ダンプカーが前から来ます。
ダンプカーの専用道路なので 車はラリーをしてるように上下しました。
暫く進んで行くと 右が採石場 左が神社に向かう橋がありました。

  

ここで車を降り 橋を渡ると左手に 鳥居がありました。
真弓神社には ① 巨樹 ② 一対の狛猿 ③プチ ガレ場体験 
をしようと思ってきました。
最初にガレ場体験ですが 採石場を歩く事です。
採石場を歩いても良いのですが、そこにはショベルカーやダンプカーで働いてる方
がいて 遊び半分の私が足を踏みいれるのは気が引け 行くのは辞めました。

  

鳥居をくぐって 山頂にある真弓神社に向かって 歩いて行きました。
暫く歩いて行くと 一対の狛猿がありました。

  

左側の狛猿が壊れていました。
東日本大震災が原因かもしれません。

  

もう少し 近づいて顔をよく見ると 猿というよりチンパンジー…。

  

先へ行きましょう。

  

道が徐々に狭くなり 急な坂道になってきました。
もう一人の私が 頭の中で 囁き始めました。
『何してんの?帰ろうよ~。クーラーの下で昼寝しよう!』
今日は 踏ん張って 山の奥に進んで行きます。          

  

暫く行くと 道が見えなくなってきました。
もう一人の私が また 頭の中で 囁きます。
『大きな爬虫類や大きな両生類が 足元にウジャウジャいるんじゃないかな。
 帰ろうよ~。クーラーの下で昼寝しよう!』
悩みましたが もう少しだけ先に行ってみようと決め 進みました。  

  

急な崖の中央に 光が見えてきました。
頂上に 着いたと思うと 気持ちが楽になりました。

  

神社の前に座って休憩してると お腹が空いてきました。
今日は お昼もトトロ君も 車に忘れて 何も持たずに来ました。

  

神社の脇のところで寝転がって ボーっと空と景色を見ていました。


嵐の二宮君が主演のブラックペアンの 卵ごはんを食べるシーンがよぎります…
いつか 山頂で 折りたたみ式のテーブルで 卵ごはんを 絶対食うぞ!
なんて思いながら 風が涼しくて ついウトウトしてきました。
あのドラマの主題歌の最初の言葉 
    ♬ それでも ~ ♬
登って来た途中の 帰りたいという言葉は もう出てきません。
頭の中を 『それでも~』という言葉が 繰り返しています。
『それでも~』の先の言葉は分からなかったのですが…


巨樹を探しに 辺りを散策しました。 

  

婆杉が 雷で消失してました。

  

爺杉は 急な坂を160m下りて行きます。
下りるのは どうということはありませんが、その後 登るのがちょっと…
でも 登頂した後なので 楽な気持ちで 急な坂を下りて行きます。 

 


浜モンは 目が悪くて 夜の車の運転は 危険です。
道路の白線がクロスして見えると言ってます。
その為 夜 出かける時は 私が運転をします。
従って どのような関係かと言えば
私が車の運転をしてあげる立場で、浜モンは車を運転してもらう立場です。


私がアクセルやブレーキを踏む度に 浜モンが『速い』とか『遅い』と文句を言います。
信号で止まる時 ブレーキが遅いとか 信号が青になると アクセルが遅いとか
信号の度に言うので 気になり とても危険です。
『黙ってて!』と言っても、うるさいです。
『目をつぶって寝てろ!』と言っても ますます 文句を言います。
私は 最後の通告とビシッと言ってやります。
『うるさい。俺は完璧だから黙ってろ!』
この言葉を待ってましたとばかりに 浜モンが反撃にでます。
『完璧って言ったわね!』
私は 完璧だなんて思ってないけど これ以外の言葉が見つからないので…
私が 如何に完璧でない人間かという事を ずーっと言い続けます。
『俺 完璧じゃないから…』と言っても
『完璧って言ったじゃない!』と言い返します。
『ごめん ごめん 悪かった。もう言わないから…』
と謝るまで 言い続けます。


可笑しいよね  絶対に可笑しい
運転をしてあげる立場なのに 何で いつも謝らなければならないの…


家に帰ると いつも 思います。
もう 二度と 車の運転をしてやらないと…


だけど もう一人の私が言います。
『文句を言われるのが嫌なのか?黙ってて欲しいのか?
 浜モンがいなければ 文句を聞くこともイライラする事もないよね…
 どうなの? 浜モンが一人で 夜 車の運転して行ってもいいの?
 お前は 一人で生きて行けるのか?』


今日 一対の狛猿と一対の老木の 片方が 消失してるのを見ました。
将来 何が起きるか 誰もわかりません。
いつまでも 一対のままで続くことはなく 
必ず どちらかが 先に この世から消滅していきます。


ブラックペアンの主題歌の歌詞は沁みますねぇ~


 それでもけんめいに 生きていくとそう決めた
 繰り返す迷いも 争いも悲しみも
 すべてを時に任せて 選んだ道を行く
 その道はどこへと つながって行くのか
 未だ見ぬその場所は どんな風が吹くんだろう
 誇りと正義の為に 戦う自分がいるはず
 晴れわたる広い空に 明日が確かに見える
 どんなに険しくても この道を信じて行く
 守るべきもの それは ただひとつ 
 それを知った

×

非ログインユーザーとして返信する